大人のニキビは思春期の頃とは違う原因でできてしまいます。
原因を見て、自分のタイプに合った対処法を試してみてください。
大人ニキビができる原因
「ニキビは青春のシンボル」なんて誰が言ったのでしょう?
思春期ニキビと違い、大人になってできたニキビはただの吹き出物…
青春とはかけ離れた響きです。
なぜ、大人ニキビはできるのか?原因を見てみましょう。
原因1 ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーは通常28日周期で繰り返される、肌の生まれ変わりのことを言います。
乾燥や、ストレス、睡眠不足などでターンオバーが乱れると古い角質が剥がれずに肌に残ってしまいます。その結果、皮脂が詰まりやすい状態になりニキビができてしまいます。
原因2 油分&糖分の多い食生活
油分、糖分の多い食生活を続けていると、皮脂がたくさん作られてしまい、排出が追いつかない状況になります。その結果、毛穴に詰まった皮脂がニキビを作り出してしまうのです。
私は、パンにマーガリンを塗って食べるのが大好きなのですが、翌日は必ずニキビができてしまいます。
原因3 メイク残り
メイクを落としたつもりでも、落としきれていない汚れががニキビとなってしまいます。
クレンジングシートで拭き取るタイプは汚れが残りがちになるほか、肌に刺激を与える可能性があります。
顎周りにできるのは?
思春期ニキビと違い大人にのニキビはUゾーンにできやすいです。
顎や口周りに頻繁にできるのなぜでしょう?
実は、顎は顔の中でも皮脂腺が多い場所なんです。一方、汗腺が少ない場所でもあります。
少ない汗腺で汗が少なくなってしまうことで、乾燥の原因になってしまうのです。
その結果、ニキビができてしまうのです。
汗は、肌に潤いを与える役割もあるんですね。
ニキビ跡になる
ニキビ跡には3つの理由があります。
1、赤みがある跡
ニキビは炎症を起こしてできます。ほとんどのニキビは時間とともに治りますが、炎症が強いと赤みが残ってしまうことがあります。
2、シミのような茶色い跡
シミのように茶色くなった跡は、メラニンが作られることでできてしまいます。
正常にターンオーバーが行われていれば段々と薄くなっていきますが、ターンオーバーが乱れてしまうと、始めは赤みだったニキビ跡が茶色くなってシミになってしまいます。
3、凸凹した跡
炎症が長引いたり、ニキビを触って潰したりすると、肌の深いところで組織が破壊されてしまいます。
一度クレーター状になってしまうと元に戻すことが難しくなってしまいます。
男性のニキビ
男性ホルモンが多くなる思春期にニキビで悩む方が多くいますね。
もともと男性は、男性ホルモンが優位ですので、ニキビができやすいのです。
また、洗顔方法やスキンケアの方法も、女性ほど気を使う方は多くないことも原因になります。脂っこい食事などもニキビができやすくなります。
ニキビを治す3つの方法
ニキビを治すには大きく3つのことに注意するようにしてください。
清潔に保つこと
十分な保湿をすること
ターンオーバーのリズムを整える事
清潔に保つこと
洗顔料の流し残しが顔回りにあると、ニキビができる原因になってしまいます。
また、顔を拭くタオルや、枕カバーも清潔なものを使用しましょう。顔を拭くときもゴシゴシ拭くのではなく、そっと水分を取るように軽く押さえながら拭くようにしましょう。
十分な保湿をすること
乾燥した肌はターンオーバーが乱れる原因になります。
洗顔した後は乾燥している状態ですので、たっぷりの水分で保湿してあげましょう。
ターンオーバーのリズムを整える事
ストレスや、紫外線、睡眠不足でターンオーバーは乱れやすくなってしまいます。
肌のターンオーバーは28日周期。新しい肌に生まれ変わるターンオーバーのリズムを整えることでニキビができにくく、ニキビ跡にもなりづらい肌になります。
ニキビができたときに食べたい栄養素
肌の材料となるタンパク質、肌の新陳代謝を促したり皮脂量をコントロールしたりするビタミンB2・ビタミンB6、血行を促進して肌荒れの解消を助けるビタミンE、便秘の改善に役立つ食物繊維などを積極的に摂りましょう。
- タンパク質…肉や魚、卵、大豆・大豆製品、牛乳・乳製品
- ビ
- タミンB2…卵、納豆、レバー、焼き海苔
- ビタミンB6…マグロやカツオ、サケ、肉、バナナ、にんにく
- 食物繊維…穀物、イモ類、豆類、野菜・果物、海藻類、きのこ類
さらに大人のニキビには、肌のターンオーバーを整えるビタミンA、ストレスによる肌のバリア機能の低下を防ぐビタミンB1やビタミンCもおすすめです。
- ビタミンA…ニンジンやかぼちゃなどの緑黄色野菜、チーズ、卵
- ビタミンB1…胚芽米や玄米、豚肉、うなぎ、豆類、青海苔、焼き海苔
- ビタミンC…赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、レモン
引用元:医肌研究所