「一年中肌が乾燥してしまう」、「洗顔後のつっぱり感がある」このような悩みをお持ちではないですか？肌が乾燥してしまうのには、ちゃんと理由があります。しっかりお手入れしているのに乾燥してしまう人は間違ったスキンケアをしているかもしれません。ポイントをしっかり押さえて乾燥知らずな潤い肌を手に入れましょう。
肌が乾燥してしまうのはなぜか？
乾燥してしまう原因はいくつかありますが、ここでは大きく4つに分けて説明していきます。
✔ 空気の乾燥
✔ 洗いすぎによる乾燥
✔ 紫外線による乾燥
✔ そもそも保湿が足りていない
1 空気の乾燥
空気中の水分量が減ると肌の水分も蒸発してしまいます。
水分の蒸発を防ぐために必要なのが「バリア機能」なのですが、バリア機能は水分を保ちつつ、外界の刺激から肌を守ってくれる役割もあるのです。
この、バリア機能は「皮脂膜」「角質層バリア」の2つから成り立っています。
2 洗いすぎによる乾燥
汚れを落とすための洗顔は必要ですが、洗いすぎによる乾燥には注意が必要です。
メイクをして一日中活動した後の肌はたくさんの汚れが付着している状態です。
この場合、クレンジングや洗顔で、汚れや余計な皮脂を洗うことになります。
ただ、長い時間かけて洗顔をしたり、熱いお湯を使ってしまう、タオルでゴシゴシ拭いてしまう(男性にありがち)などはすべてNGです。
3 紫外線による乾燥
最近では男性専用の日焼け止めも数多く販売されるようになりましたよね。
私たちの肌を乾燥させる紫外線は大きくわけて2つあります。
UVｰAとUVｰBの2種類です。UVｰAは真皮という、肌の奥深くまで届きます。
肌の弾力やハリを保っているコラーゲンや、エラスチンを壊してしまう酵素を作ってしまうのです。
ガラス越しでも届いてしまうので室内でも油断できません。
曇りの日でも紫外線が乱反射し地表まで届いてしますのです。
さらに怖いのが、すぐには分からないということ。
少しずつ、確実に肌細胞を破壊していきます。
UVｰBは赤くなった後、黒くなり、ひどくなると火傷のような状態になります。
もちろん肌は炎症を起こしています。
一時的な乾燥の後、シミ、そばかすの原因になります。
4 そもそも保湿が足りていない
こちらはシンプルに、たっぷりの水分を与えてあげる。
これにつきます。
どんな高価な美容液でもケチケチ使っていたら効果は半減してしまいます。
プランターでも同じですよね？
鉢底からたっぷりのお水が出るくらい水やりをしましょう。これと同じです。
安い化粧水で構いません。十分な水分をあげてください。
方法は下記で説明します。
乾燥を防ぐ方法を知りたい
乾燥の原因については、お分かりいただけましたでしょうか？ここからは乾燥を防ぐ5つの具体的な方法について進んでいきたいと思います。
その① 正しい洗顔方法
いきなり質問ですが、あなたは朝洗顔をしていますか？
乾燥肌の人が、夜と同じ洗顔料、洗顔方法で朝洗顔をしているとしたら要注意です。
なぜなら、朝の過剰な洗顔は本来肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうからです。
結果的に私がおすすめする方法は、皮脂分泌の激しいところだけ洗顔料で洗うということです。
私の場合で恐縮ですが、Tゾーンは泡立てて優しく洗います。
時間にすると20～30秒で洗い、すすぎ過ぎないがポイントです。
他の部分はぬるま湯で流すだけですが、私の場合、50回はすすぎます。
50回のすすぎで、流し残しもなく、余分なホコリや、肌に残っているスキンケア成分も流しています。
私は混合肌ですが、この方法で10年近く朝洗顔しています。
実はスキンケアに関する情報にもブームがあります。
余談ですが、朝洗顔は必要ないという情報を初めて聞いたのは15年以上前でした。
青山にある美容皮膚科クリニックのエスティシャンの方が教えてくれたのです。
当時の私はデパコスもたくさん使い、プラスしていくスキンケアが正しいと思い込んでいたのです。
なので、洗顔をやめるというマイナスの発想がありませんでした。
その情報を聞いた後も数年は朝洗顔をしっかりしていました。
始めるのは簡単でも、やめるのが難しいのはスキンケアでも同じですね。
数年前は朝洗顔はよくない！とうブームが各雑誌でもよく取り上げられていました。
そして現在は「朝洗顔はしたほうが良い」がブームのように感じます。
毎日の肌の様子を見てちょうどいい洗顔を見つけて下さいね。
その② 夜のスキンケアはメイクの2倍時間をかける＆今あるスキンケアアイテムで丁寧なスキンケア
日本人の女性って皆さんすごくきれいですよね。メイクにカラコン、髪型…etc
メイク動画が流行って皆さんプロ級で感心します。
美に敏感な日本人女性ですが、メイクをするのと同じようにスキンケアに時間をかけてほしいです。
乾燥肌を防ぐには土台のスキンケアは欠かせません。
数分でちゃちゃっと済ませたスキンケアでは30代40代になってからどんどん差が出てきます。
もし、メイクに15分かけるなら、夜のスキンケアは30分。
メイクに20分かけるなら、夜のスキンケアは40分。
そのぐらい肌を労わって下さい。
2倍時間をかけること=丁寧なスキンケアです。
40代、50代になった時、丁寧にケアしていた人とそうでない人の差は誰の目にも明らかだと思います。
例えば、水分がしっかり浸透するまで、化粧水を何度でも手のひらで重ね付けして下さい。
一つの成分を付けた後、1分ほど置いてから次のスキンケアに進んでください。
特に、化粧水→美容液の時などです。一つ一つ丁寧に馴染ませて下さいね。
その③ 毎日パックをする
有効な美容液をまんべんなく肌に浸透させてくれるのがパックです。
水分補給というより美容液のシートパックというイメージなので、パックする前は十分化粧水で肌に水分補給した後がおすすめです。
翌日の化粧ノリも安定しますし、何より乾燥しにくい肌、潤いのある肌になります。
ただし着けすぎは注意で、10～15分で剥がすようにして下さい。逆に乾燥してしまいます。
これも私が20年実践している方法です。
旅行に行く時も、入院していた時も、必ず毎日パックをします。
パックをする時間は10～15分です。「そんな時間ないよ」と反対意見がありそうですが、乾燥肌にお悩みならぜひ試してみて下さい。
またまた私事で恐縮ですが、私は週5で時短勤務で働いています。(2021.2月現在)
帰宅は18時過ぎでほとんどワンオペ育児、2人の子供の世話に追われています。
あわただしい毎日ですが、パックだけは絶対にします。
パックしている間は手が空くので食器洗いをしたり、学校からのお便りを見たり、と「ながらパック」で時間を作っています。
今は、品質も良く安いパックも多いいので、ぜひ「ながらパック」を日課にしてみて下さい。
私が使っているパックです。興味のある方は見てみて下さい。
LULULUN(ルルルン) ルルルンプレシャスGREEN 32枚入り(肌メンテナンスタイプ) フェイスマスク
その④ 【デパコスはいらない】ドラッグコスメでも乾燥対策はできる
結論からいうと、デパコスはなくても大丈夫です。
乾燥を防ぐのは高い美容液ではありません。
何を使うかよりも、どのくらい使うか？どうやって使うか？の方が大切です。
もちろん、デパコスが悪いわけではありませんし、お金に余裕のある方はぜひ、高級な成分をふんだんに使えば良いと思います。
ただ、ほとんどの方はそこまでスキンケアにお金をかけられる方ばかりではないと思います。
でしたら、安くても良いもの(自分の肌に合ったもの)を正しく、たっぷりと使ってあげるほうが乾燥肌に効果的だと思います。
ここでは乾燥肌に悩むお客様に、私がおすすめしているドラッグコスメを一つご紹介しておきます。
【医薬部外品】ヘパソフト 薬用 顔の乾燥改善 オールインワン (化粧水 乳液 美容液) ローション 単品 100g
ロート製薬から出ているヘパソフトというローションです。
ローションといっても化粧水とは違うテクスチャーでどちらかというと乳液に近いです。
ミルクローションという感じ。なのでおすすめの使い方↓
1、化粧水で水分補給
2、シートパック
3、ヘパソフト
4、クリーム
乳液のような使い方がいいですね。有効成分ですが、
ヘパリン類似物質→お肌の乾燥を防ぐ
グリチルリチン酸ジカリウム→炎症を抑える
アラントイン→修復する
ヘパリン類似物質は角質層まで深く浸透し、お肌の水分を引き寄せ、保ち続けるという特徴があります。
水分補給した後、白色ワセリンが蓋をして水分を閉じ込める役割をしています。
ワセリンが入っているのにまったくべたつかず、メイク前に使っても全然大丈夫です。
金額も1,000円ほどで3か月以上は余裕で持ちます。
私はいつも100ｇのものを買うのですが、5～6か月で使い切る感じです。
コスパ最強ですね(笑)
その⑤ 冬のスキンケア＋α→メイク直し後に保湿スプレー
「それでも乾燥する！」そんな方はぜひ、アトマイザーに普段使いの化粧水を入れてお昼の化粧直し後にシュッとひと吹きして下さい。
こまめな水分補給はお肌も同じこと。
ドラックコスメで十分です。
肌にツヤとうるおいをチャージしてあげましょう。
まとめ
乾燥を防ぐ方法5選として紹介しました。
どれもこれも、高い元手をかけずに乾燥知らずな肌を目指せる方法だと思います。
どれか一つでも続けてみて下さいね。
安上がりで乾燥しない肌が手に入りますよ。
私は登録販売者の資格取得後ドラッグストアで5年間働いてきました。
大手美容メーカーさんともお仕事をしてきたので美容に関する知識は豊富にあります。
また、たくさんのお客様とお肌、体調などのお話をする中で、自己流の使い方で漫然と間違ったケアをされている人が多いいように感じました。
お客様がお持ちのアイテム、または少ない元手で乾燥肌を改善する方法があるというワンポイントアドバイスをしてきた経験があります。
今後は、その経験をブログで発信していこうと思っています。
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